ペイント3Dを使ってラインスタンプ!絵を描いてから、背景削除まで。

2020/06/17

ペイント3D ラインスタンプ

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ペイント3Dでラインスタンプを作ろう!

ペイント3Dとは、windowsのPCにデフォルトで装備されている、画像編集ソフトです。


今回は、このペイント3Dを使って、ラインスタンプを作る方法を紹介します!

この方法で必要なモノ

  • windowsのPC
  • スキャナ(プリンターについている物でも可)
  • 油性ペン
  • 白い紙(コピー用紙とか)

手順

今回紹介する方法の大まかな流れは、

  1. 紙に絵を描き、輪郭を油性ペンでなぞる。
  2. スキャナーで読み込み
  3. ペイント3Dで塗りつぶし。
  4. 背景削除

となります。
これ以降にも、文字入れなどの作業が続くのですが、(ただの)ペイントと手順が同じなので、説明は過去投稿に譲ります。


紙に絵を描いて、輪郭を油性ペンでなぞる。

まんまですね。スキャナで絵をとりこんだ後は、輪郭が細く見えがちなので、はっきりくっきりなぞるようにしましょう。

スキャナで絵を読み取る。

これもまんまですね。筆者は、PC側にプリンタのスキャンアプリをインストールして利用しています。ちなみに、読み込み時の設定は、A4の紙に描いている絵で、
  • 解像度:600 dpi
  • カラー:グレー
で行っています。

ペイント3Dで塗りつぶし

ペイント3Dへスキャンした画像を取り込みます。

まず、windowsのスタートボタンを押し、検索窓に"ペイント 3D"と打ち込むと、

アイコンが出てくるので、ダブルクリックして、ペイント3Dを立ち上げます。
立ち上がったら、右上の「メニュー」を押し、

開く→ファイルの参照 から、目的の画像を選びます。


取り込めました。

次にトリミングで画像の外枠を決めます。外枠の任意の1~2辺で、絵を切るようにしましょう。

リボンのトリミングを押し、出てきた四角形のいずれかの辺で絵をブッタ切ります。
この例だと、四角形の下側の辺で絵を切っています。これが、今後塗りつぶしをする際に重要になります。

右側のボックスの「完了」ボタンで、トリミングを完了させます。

いよいよ塗りつぶします。
まず、メニューバーのブラシを選択し、右のボックスから「塗りつぶし」マーカーをクリックします。
塗りつぶしたいエリアの上へカーソルを持っていき、クリックすると、

・・・思ってたんと違う。

塗りつぶし前の画像で、問題点を確認しましょう。

赤丸の部分を拡大すると・・・

輪郭線がふさがっていません。(裏側をお話しすると、説明の為に筆者が予め消しゴムで輪郭に穴をあけました・・・)

こうならないように、油性ペンでしっかり切れ目なくなぞるようにするのが一番なのですが、いちいち「油性ペンでなぞる」→「スキャン」をやり直すのは面倒なので、

マーカーで修正しましょう。
やりかたは、簡単。
ピクセルペンを選択し(色は黒)、

隙間を埋めちゃいましょう。
左:修正前、 右:修正後

ハイ、完成。これで塗りつぶし失敗は防げます。
ちなみに、トリミングの際に辺で画像を切れていない時も、同じように背景まで塗りつぶされてしまうので、うまくいかない時はトリミングをやり直してみましょう。

後は、好きな色を選択してバンバン塗りつぶしていきましょう。
目的の部分に、カーソルを移動して、クリックするだけの簡単2ステップです!

綺麗にできましたね。
じつは、この仕上がりこそが(ただの)ペイントとの違いだったりします。
程度の差はあるのですが、ペイントでの塗りつぶしでは、白いツブツブが出ます。
(ただの)ペイントでの塗りつぶし例

この例だと、ほぼ気にならないレベルですが、酷い時は引きの画でもブツブツが目立ち、修正が非常に面倒くさいです。(いや、もっといい例だせよ・・・と思ったアナタへ。すんません。横着しました。)

筆者個人の見解ですが、ペイント 3Dは、「スキャン→塗りつぶし」が一気にできる点が嬉しいですね。

背景の削除

ペイントを使う方法では、パワーポイントで行っていたこの作業も、ペイント3Dなら一気に行う事ができます。

まず、リボンにある「マジック選択」を押します。


右のボックスの「次へ」ボタンを押下します。

こんな画面になります。画面の暗くなっている部分が、背景として削除される部分です。

一発で思ったように背景が認識されればよいのですが、なかなかそういう訳にもいきません。

この場合は、目の周りの白い模様が背景にされています。
そんな時は、右のボックスの追加をクリックし、問題の部分をカーソルでなぞります。
「追加」処理の場合、なぞった軌跡は白線で表示される。

すると・・・

さっきまで暗くなってた目の周りが明るくなります。これで、この部分は削除されません。

調整中に、追加部分がはみ出してしまった時は、
肩口の背景部分が、背景として認識されていない。

右のボックスの「削除」を選択して、はみ出した部分をなぞります。
左:修正中の画面。カーソルの軌跡は黒い線で表現される。 右:修正後

ハイ、修正できました。(まだチョット残ってますが…)

これを繰り返して、自分の思った通りの背景を認識させることができたら、
右のボックスの完了ボタンを押下して完了です。

ドラッグして、灰色背景の上にずらすと、背景が透明化されていることが分かります。

選択後、右のボックスからコピーボタンを押します。

ココで一度、「メニュー」を押し、新規作成をクリック。保存するか?と聞かれるので、いいえを押しましょう。

新規ファイルが立ち上がったら、キャンバスを透明に変えます。
メニューバーのキャンバスをクリック後、右のボックスの「透明なキャンバス」をオンにします。

この際、気持ちキャンバスを広めにつくっておくことをオススメします。
キャンバスの上でカーソルを右クリックして、貼り付けを選択すると、先ほどの絵が張り付けられます。
この状態でメニューバーのメニューを押し、名前を付けて保存をクリック。任意の名前で保存しましょう(拡張子はPNGで!ラインスタンプはPNGファイルでの提出が指定されています)。

これで画像の完成です。
これ以降の作業は、先述の(ただの)ペイントでのスタンプ作りと共通するので、省きます。

いかかでしたか?
ペイント3Dには、ラインスタンプ作りに必要な機能が揃っており、かつ使いやすいという魅力があります。

興味を持たれた方は、是非参考にしていただき、実際にラインスタンプを作ってみてください!

では、また逢う日まで。

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