菌糸をプリンカップから詰め替えてみた。何日で菌糸が回るかな?

2020/07/26

クワガタ

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今回は、以前投稿したギラファノコギリクワガタ飼育記の後日譚といいますか、番外編のような内容になります。


割り出した二齢幼虫から、何匹かを菌糸で管理しようと考えて、その準備を行いました。管理面のことを考え、大きな菌糸瓶からプリンカップへ菌糸を詰め替える方法を選択しました。
ちなみに、菌糸瓶とは昆虫ショップなどで見かける、あの白い瓶です。クワガタの幼虫飼育に使用するのですが、一般的に(同じく幼虫飼育に使う)発酵マットに比べ、お値段が少々高めになります。中には菌糸一択、みたいなクワガタもいますが、ギラファは発酵マットと菌糸、どちらでも飼育できます。

早速、やってみよう。

とはいえ、筆者は菌糸での幼虫管理経験は、ほぼありません。偶然にも今まで飼育した種類が、マットでも飼育できる種類ばかりだったので、コクワガタの幼虫1匹を試験的に菌糸に入れた以外は、特に使う必要に迫られなかったのです。このコクワも、菌糸瓶を買ってきてボーンと突っ込むだけだったので、詰め替えは実質これが初めての経験になります。

今回も、基本的には発酵マットでの幼虫飼育を考えているのですが、経験として菌糸の詰め替えを行おうと思い立った次第です。


まず、菌糸瓶を用意。
今回使用したのは、(株)フォーテックさんのGpotスタウト(Lサイズ)。


大量に詰め替える場合は、菌糸瓶より菌糸ブロックの方がお得なことが多いですが、今回はお試しなので、これで充分です。

また、100均で買ったプラスチック製のスプーンを使って、菌糸の取り出しを行いました。あくまでテストなので、問題が起きなさそうであれば、初期投資は小さく。

菌糸をプリンカップへ移動後は、100均で売ってたガーデンライトを使って固詰めしました。間違いなく本来の使い方ではないので、私がガーデンライトだったら泣いています。

これらの器具をアルコール綿で消毒。自然乾燥を確認して、いざ詰め替え。

菌糸の詰め替え後は、すぐに使用する訳ではなく、菌糸が一通り広がって安定するのを待ちます。
以降は詰め替え後の菌糸の広がり方をお見せします。

詰め替え1日後


コーヒーの空き瓶に詰めた菌糸です。1日だけでは流石に菌糸は回っていません。まだまだ茶色い部分だらけです。

2日目


思っていたよりも菌糸が回っています。室温は25度程度です。茶色いマット部分に、白いモヤのようなものが、うっすら走っているのが分かります。

3日目


さらに菌糸が回っています。右下部分の菌糸のまわりが早く、若干ムラができてきました。

蓋を開けて上から覗いても、大分菌糸が回っていることが見てとれます。

4日目


瓶の中~上部にかけても菌糸が回り、白い部分が増えています。

ちなみに、この時点でプリンカップへ詰めた菌糸は既に回りきっています。

5日目


もうほとんど回り切ったと言っても良いでしょう。若干、ムラができています。

6日目


完成。幼虫を移動しました。

幼虫を移動した後。茶色いプリンカップでは、発酵マット飼育をしている。

終わりに

今回は、菌糸の詰め替えの様子をお届けしました。菌糸のまわり具合は、湿度や室温といったコンディションに左右されるでしょうが、今回は室温25度前後(湿度は測っていませんでした)で、およそ1週間弱でコーヒー瓶全体に回り切りました。

この投稿を読んでくれた方が、少しでも楽しんで頂けたのなら幸いです。

では、また逢う日まで。

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