初心者でも簡単!!パワポとペイントで作るラインスタンプ講座 第2回テーマ決め(アイデア出し)

2020/04/24

ラインスタンプ

t f B! P L
さて、ラインスタンプ講座第2回になります。
前回は、ラインスタンプ作りの良い所と、作業の大まかな流れを紹介しました。


今回は、ラインスタンプ作りの最初の一歩となる、テーマ決め(アイデア出し)を解説していきます。

※もう既に絵が書けている(PNG形式で保存済み)方は、読み飛ばしていただいて、第3回からご覧ください!

テーマ決め(アイデア出し)の注意事項

この工程では、(実際に絵を書く前に)どんなキャラクターを使うか、どんなスタンプを作るか、というアイデアを出していきます。

以下に、テーマ決めの際に、筆者が重要だと思う点を挙げていきます。

  1. ラインスタンプのガイドラインに触れていないか。
  2. 凝りすぎたデザインではないか。
ラインスタンプをショップで売る為には、審査があります。
ライン側の提示するガイドラインに抵触してしまった場合、審査が降りず、ショップでの販売ができなくなる場合があります。

具体的にどのようなモノがいけないというと・・・

LINEのガイドライン、確認しましたか?

ガイドライン引用
  • · 日常会話で使用しにくいもの(例:物体、景色など)
  • · 視認性が悪いもの(例:横長な画像や、8頭身キャラクターの全身など)
  • · スタンプ全体のバランスを著しく欠いているもの(例:淡色ばかりのもの、単なる数字の羅列など)
  • · 公序良俗に反するもの、未成年者の飲酒喫煙を想起するもの、性的表現、暴力的表現、ナショナリズムを煽るもの
  • 公式ガイドラインはコチラ

こんな感じです。

当たり前に思えることばかりですが、
アイデア出しの段階で、ガイドラインに抵触する内容になっていないか、
一度見直すようにしましょう。

ガイドラインに抵触するパターンは、2つ考えられます。

  1. スタンプの内、幾つかの図柄・言葉がガイドラインに触れる。
  2. スタンプに使ったキャラクターそのものが、ガイドラインに触れている。

ほとんどの場合は、パターン1の方だと思います。
この場合ですと、スタンプの一部を修正することで解決するので、(面倒ではありますが)大きな問題にはなりません。

ただし、パターン2では、キャラクターそのものに問題があるため、全て作り直しになると考えられます。

例えば、小学生に受けそうだから、と安易な理由で

「ち〇こマン」

なんてキャラクターを使ってしまったら、後々審査が絶望的になる訳です(実際、試したわけではないので、絶対無理とは言い切れませんが)。

スタンプ作りの頑張りが徒労に終わらないよう、NG事項をよく確認してからキャラを作りましょう。

そのデザイン、40個続けられますか?

二つ目の注意点は、「凝りすぎたデザインではないか」ということです。
ラインスタンプに必要なイラスト数は、8個、16個、24個、32個、40個の中から選べます。
もし40個イラストを作ると決めた場合、

張り切ってキャラづくりをしたはいいものの、キャラの描写を細かくしぎて40個書く前に挫折・・・

なんてことは簡単に起こります。

「イラストは複数必要になる」ということを念頭に、自分の書きやすいキャラを作りましょう。

アイデア出し

これらの注意事項を踏まえ、実際にアイデアを出していきましょう!
この段階では、具体的にどのようなスタンプを書くのかを決めていきます。

この際、予めテーマをメモに書きだすことをお勧めします。
以下が、筆者が実際に使ったテーマ案の写真です。

テーマ案のメモ例。
左ページ:赤枠部分は、大まかなテーマとそのテーマに沿って書くイラストの個数を決めている。
右ページ:緑枠では、右ページで考えたテーマ(励ます言葉とか)に沿って、考えられるスタンプの使用場面を書き、そこから実際に書くスタンプのアイディアを派生させている。

初めてスタンプを作るのであれば、自分が普段使っているスタンプを見直してみましょう。アイデアがどんどん出てくるはずです(ありがとう、おはよう、とか)。
正直、8個のラインスタンプならば、挨拶だけですぐ埋まります。

40個のスタンプを作る場合、事前にテーマのメモを完成させて、
後は絵を書くだけの状態にしておくことをオススメします。

メモに書きだしておくことで、アイデアの重複や抜けをチェックしやすくなります。

アイデア出しが終わったら、いよいよ絵を書きます。

作画

絵の描き方は正直なんでもいいです。
筆者は、自身のラインスタンプ第1弾では、ペイントでダイレクトに描く方法を取りました。

簡単に描き方を説明すると、水彩ブラシで大まかな輪郭を描き、油彩ブラシで細かい色付けを行いました。

ペイントの操作画面。赤枠で囲った二つのブラシを主に使った。上が油彩ブラシ、下が水彩ブラシ。

詳細については、また後日別の投稿で説明しようと思います。

気を付けてほしいのは、描き終わった絵をPNGファイルとして保存することです。
PNGとは画像ファイルの保存方法の一つです。

ペイントではファイルの保存の際に、選択することができます。


赤枠のファイルの種類のタブで、PNG(*.png)を選択することで、保存できます。

ラインスタンプでは、審査の際にPNG形式での提出が指定されているので、癖づけておきましょう。

まとめ

テーマ決めでは、
  1. ガイドラインに抵触していないか。
  2. 余りに凝りすぎたデザインではないか。 に注意する。

  • アイデアは事前に書き出しておく方が無難。
  • 絵はPNGファイルとして保存する。
テーマ決めは、人によっては億劫に感じる作業ですが、しっかり行えば、作り直しの危険を回避したり、(テーマの重複や抜けを防ぐことで)スタンプの完成度を高くすることができます。

どうしてもアイデアが多く出ない or 時間が無い場合は、まず8個分だけアイデアを決め、次の工程に進んでしまうことも一つの手です。

是非、焦らず取り組んでみましょう。


次回は、ペイントを使った背景の透明化について紹介します。




では、また逢う日まで。

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